この度、弊社サビテックジャパンの実績について「お客様の声」としてお聞きしたく、弊社サビテックジャパンとすでに1年にわたりご協業頂いている株式会社RENOSY X(リノシークロス) 代表取締役の山口智也様と、営業本部CSマネージャーの吉村智子様をお招きし、インタビューの場を設けさせて頂きました。「サビテックジャパンを選んで気づいたこと」をテーマに、特に感じられた点について、掘り下げてお話しいただきました。
ー(サビテックジャパン 代表タイン)おかげさまで、御社とのご縁もちょうど1年間となりました。ぜひ、この場を借りて、1年の振り返りとして「お客様の声」を司会のリンを通じて、お二人から頂戴したく存じます。ぜひ、よろしくお願いいたします。
(山口様・吉村様)はい、よろしくお願いします。

弊社にたどり着いた経緯
業務内容・運営ビジネス内容
ー(サビテックジャパン 司会リン)まず、御社の事業内容やビジョンについてお聞かせください。
(山口様)ひとつの大きい柱として弊社の事業には MORTGAGE GATEWAY (モーゲージゲートウェイ)という住宅ローン申込プラットフォームサービスの運営があります。
これは、金融機関、不動産会社、住宅ローン申込者が三者共通で利用可能なプラットフォームで、オンライン上でこのサービスをご利用者に提供しております。
ー(リン)現在、御社が目指すビジョンはどのようなものでしょうか?
(山口様)企業として「不動産取引の新しいかたちを創造する。」という標語をもとに運営しております。いまだ紙の業務に依存している不動産業界・金融業界において、業務改善を含め、デジタル化・DX化を進めております。
これによって、業務改善だけでなく、取引量の増加による業界全体の拡大を目標としています。

過去のプロジェクトでの課題
ー(リン)ありがとうございます。弊社と協業する以前の運営状況で、何か課題はありましたか?
(山口様)以前は社内エンジニアの内製で全ての開発を行うスタイルをとっていました。
優秀なエンジニアに成長させるという質の担保はできるものの、多くの人数を確保できないという課題がありました。
そのため、クライアント様から「もっと開発してほしい」と要望があっても、全てに対してスピーディーに応えることが難しい状況でした。
そういう経緯があり、質と量のバランスを維持したリソース確保の課題を解決すべく、2年ほど前に協業可能なパートナー探しを始めました。
ー(リン)サビテックジャパンの前にオフショア開発を他に依頼は行いましたか?
(山口様)オフショア実績としては、GA technologies グループ全体(株式会社RENOSY X(リノシークロス) 社を含むグループ企業)においてや、私自身のこれまでの経歴の中ではありますが、弊社(株式会社RENOSY X(リノシークロス))としては、初の取り組みとなります。
ー(リン)オフショア開発会社を選ぶ際の基準について教えていただけますか?
(山口様) シンプルに「良い(優秀な)エンジニア」が基準となります。つまり、優秀であれば国内外を問わず依頼したいというスタンスです。
ただ、そういうスタンスではじめに日本国内で探したのですが、あいにく多くは見つけられず、海外のオフショア開発企業が視野に入ったという流れです。
ー(リン)山口様は国内も様々なところで優秀なエンジニアをお探しになったということですが、エンジニア単価は日本国内では、どこも高いと感じられたということでしょうか。
(山口様)いいえ、日本国内で探している際は、高いとは思っていませんでした。むしろ市場的にも価格上昇傾向ですし、「良い(優秀な)エンジニア」を探している以上、それに見合った対価はお支払いすべきと考えています。しかし、ベトナムでのオフショア、特に御社を選択することで、コストメリットも感じられています。
サビテックジャパンの第一印象は?
ー(リン)吉村様にお伺いします。弊社とのお付き合いを始めた段階でのオフショアチームへの第一印象や心配事はございましたか?
(吉村様)株式会社RENOSY X(リノシークロス)として初のオフショア会社様との協業ということもあり、異国・異文化間のコミュニケーションに心配がありました。
日本国内のIT企業間でも、会社ごとに開発する際のルールやコードの書き方など技術的な取り決めに差があります。そのため、すり合わせが必要である以上、相手企業が柔軟に対応をしてくれるかが重要だと思っていました。
サビテックジャパンと実際に協業を始めてみると、弊社の開発のルールや文化の受容度が高く、非常に安心して協業できています。
とくに、ギアさん(CTO)には、常日頃より、レビューなどを通じて御社の開発チームと綿密にコミュニケーションをとっていただき、より良くなるよう御社内メンバーのとりまとめにご尽力いただいている認識です。また、毎朝短い時間で朝会を行っていますが、ギアさんは日本語が堪能なので、弊社のメンバーと同様に持ち回りでアイスブレイクを考えてくださって発表していただけることで、ベトナム文化を学べる良い機会となっています。開発面以外でのコミュニケーションの機会もしっかり参加していただいているので、そこも良い点だと思っています。
ー問題解決など、信頼を覚えた時はいつでしょうか?
(吉村様)まず時差がある中、朝会に参加していただいていたりすることもそうですし、月1で行われている弊社との定例ミーティングなどでは、御社から開発における問題提起・解決策の提案・共有していただいているところです。その弊社のルールや文化を理解しようとしていただけている姿勢から、非常に信頼の置ける企業だと感じています。
(山口様)「朝会」など、こまめに集まる場に参加いただくことで、お互いの業務リズムの形成が容易になっています。
吉村の話にもあるとおり、サビテックジャパン は、毎回しっかり課題を取りまとめて、自発的にアウトプットして丁寧に説明を行ってくださるので、特にそこが良い点だと思っています。 通常のパートナー様とのお付き合いだと、こちらからそういったご依頼をしないと出てこないケースも多いので、その差は大きいです。
ー(タイン)御社から弊社も学びがありました。
展開したいことは、「朝会」を含め、頻繁に少人数や対面で話す機会を継続して設けたことは他のプロジェクトにはありませんでした。そのため、御社とのやり取りの中で、顔を合わせる機会の重要性は強く認識するようになりました。
みなさんの表情や素振りが見えれば、各個人の状況を察することができます。そのため、仮に従業員がトラブルや悩みを伏せていたとしても、先回りでフォローアップなど対応が素早く可能になります。進捗報告だけではわからないこともあり、とても大事だと思います。もっと、お互いの表情を見合って胸の内を理解できる深めの関係を維持できるよう施策したいですね。

サビテックジャパンを選んでよかった点・今後の展望
ー(リン)長期パートナーとしてサビテックジャパンを選んだ理由を教えてください。
(山口様)表現が難しいですが、他に御社に匹敵するサービスを提供してくれる会社様があまり見つからなかったことでしょうか(笑)
初めてのベトナム・オフショア開発企業としてサビテックジャパンとご縁を頂きましたが、結果的に、技術面でもコスト面でもサビテックジャパンは抜きん出ていました。
他社だと、日本語ができない技術者がいると、その場合ブリッジSEなど通訳者料金がかさんでしまうケースがありました。御社の場合は、日本語も開発もできるギアさんに一任することができるため、コストを抑え、高品質な納品を実現できる点は非常にありがたいと思います。
ー(リン)ご縁をいただいて1年、成果・評価はどうお考えでしょうか?そして、現状感じているサビテックジャパンへのご要望はございますか?
(山口様)おかげさまで、開発内容、納期は概ね計画通りに進めることができています。去年より開発可能な量が増え、結果として、不動産業界、金融業界に貢献しつつ、弊社自体も成長できていると実感しています。
要望はさらなる生産性向上です。個人と組織の生産性を継続して上げていただくことに加えて、開発ラインを増やしていただけると、より良いかなと思います。それに合わせて私たちも体制を整えたいです。
ー(リン)将来の見通しで、サビテックジャパンに期待していることは何でしょうか?
(山口様)ドキュメント整備や開発量増加に伴うテスト段階のボトルネック解消についてお手伝いをお願いするかもしれません。また、住宅ローンプラットフォームに限らず、他の事業においても更なる協業の拡大を実現できることを期待しています。
ー(タイン)この度は、はるばるベトナムにお越しくださり、このようなインタビューの場を設けさせていただけましたことに、弊社一同、心よりお礼申し上げます。
弊社サビテックジャパンとしても、御社とさらなる展開を望んでいます。「技術的な進歩」については弊社は、より多くの技術分野で秀でるビジョンを設けています。御社との協業を通して、今後もビジネス拡大のお手伝いをさせていただくとともに、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。

(写真左から)
株式会社RENOSY X(リノシークロス)営業本部CSマネージャーの吉村様、代表取締役の山口様、サビテックジャパン代表取締役のタイン、アカウントマネージャーのリン
